イタリアワイン入門|絶対知っておきたい主要産地と有名ワイン

イタリアのグルメ
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イタリアのワインって気になるけど、正直ちょっと難しそう…。フランスワインと違って名前も覚えにくいし、どれを選べばいいのか迷っちゃう…。

分かります…!イタリアワインが分かりにくい最大の理由は、聞き慣れないブドウ名が多いからです。

イタリアワインには、なんと500種以上の土着品種のブドウが存在していて、メルローやカベルネ・ソーヴィニョンなどの国際品種より地元の品種を大切にして生産されているんです。

今回はイタリアワインを年間100本以上飲んできた私がイタリアワインの基礎知識についてポイントを絞ってご紹介します!

この記事で分かること
  • イタリアワインの魅力と、フランスワインとの違い
  • 初心者向けの基礎知識(格付け制度・代表的なブドウ品種など)
  • 主要な産地(トスカーナ・ピエモンテ・ヴェネト・シチリア)と特徴

イタリアワインの魅力とは?

イタリアは世界有数のワイン大国で、実はフランスよりもワイン生産量が多い年もあるほど。

国の形が“ブーツ”のように細長く、北から南まで気候や地形が大きく異なるため、地域ごとの個性豊かなワインが生まれます。

同じ「赤ワイン」でも、ピエモンテの重厚系とシチリアの太陽たっぷり系ではまったく別物。

そのバリエーションの広さと個性の豊富さが、イタリアワインの最大の魅力です。

イタリアワインの基礎知識|用語と格付けはここだけ押さえよう

初心者がまず覚えたいのは、イタリア独自の格付け制度と、代表的なブドウ品種です。

知っておくべき2つの格付け制度

  • DOC(Denominazione di Origine Controllata):原産地や製法が管理された高品質ワイン
  • DOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita):さらに厳しい基準を満たした最上位ワイン

ラベルに「DOCG」と書いてあったら、それはイタリア政府が保証する“本物”の一本です。

覚えておきたい4つの代表品種

ブドウ品種特徴代表産地
サンジョヴェーゼ(Sangiovese)酸味と渋みのバランスがよく、トマト系の料理と相性抜群。イタリアを代表する赤ワイン用ぶどうです。トスカーナ
ネッビオーロ(Nebbiolo)香りが華やかで渋みが強く、長期熟成向き。高級ワイン「バローロ」「バルバレスコ」の原料として有名です。ピエモンテ
プリミティーヴォ(Primitivo)果実味が豊かで濃厚な味わい。アルコール度数がやや高めで飲みごたえがあります。プーリア
ネロ・ダヴォラ(Nero d’Avola)シチリア原産の人気品種で、まろやかで親しみやすい味わい。コスパの良さでも注目されています。シチリア

どの品種も「これぞイタリア!」という個性を持っていて、味わいもバラエティ豊かです。
まずは、料理やシーンに合わせて気になる1本から試してみてはいかがでしょうか。

主要産地別に見る!入門者が知っておきたいワインと特徴

初心者におすすめの4つのエリアを厳選して紹介します。

トスカーナ州(キャンティ、ブルネッロ)

イタリアワインの代名詞ともいえる産地。キャンティ(Chianti)はピザやパスタと相性抜群、フルーティで飲みやすく、初心者に最適。一方で、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino)は熟成感が強く上級者向け。

どちらもサンジョヴェーゼ種を使った赤ワインで、産地や熟成法の違いによって味わいが変わります。

ピエモンテ州(バローロ、バルバレスコ)

「赤ワインの王様」と呼ばれるバローロ(Barolo)、「イタリアワインの女王」と呼ばれるバルバレスコ(Barbaresco)が有名。どちらもネッビオーロ種から造られており、華やかな香りとしっかりした渋みが特徴です。

「同じ品種でも、地域と造り方でこんなに変わるのか!」と驚かされる産地です。バローロやバルバレスコは日本人でもファンが多いので、あなたのお口にも合うかもしれません!

ヴェネト州(プロセッコ、アマローネ)

手軽で美味しいスパークリングがプロセッコ(Prosecco)。軽やかで甘さ控えめ、スパークリング初心者にもおすすめです。

アマローネ(Amarone)はブドウを陰干ししてから造る高級赤ワインで、濃厚でリッチな味わい。香りの豊潤さは世界のワインの中でもトップクラス!

シチリア州(ネロ・ダヴォラ)

シチリアにあるエトナ山の火山土壌で育つネロ・ダヴォラ(Nero d’Avola)は、果実味豊かでコスパも抜群。

フランスワインとの違い|ざっくり比較

お隣のフランスとイタリアのワインは、それぞれの国民性と同じく似て非なるもの。

比較項目イタリアワインフランスワイン
味わいの幅地域差が大きく個性的品種ごとに安定感あり
ラベル表記地名や格付け中心品種が分かりやすいものが多い
難易度若干読みづらいが、覚えると楽しい比較的とっつきやすい
雰囲気家族経営や郷土感が強い品質重視で格式高め

フランスワインは「王道で安定的」イタリアワインは「自由で個性的」みたいなイメージでざっくり理解していただければOKです。

まとめ|イタリアワインを知れば、旅も食卓ももっと楽しくなる!

イタリアワインは知れば知るほど、料理や旅の楽しみ方が広がる世界です。格付けや地名、イタリアならではのブドウ品種にちょっとだけ慣れてくれば、あとは好みの発見を楽しむだけ。

まずは「キャンティ」や「プロセッコ」など親しみやすい一本からでもいいですし、自分や大切な人の記念日に「バローロ」や「バルバレスコ」などの高級ワインでイタリアワインの扉を開いてみてくださいね!

もし、あなたがイタリアに実際に行く機会があれば、現地でワイナリーツアーに参加するのも非常におすすめ

GetYourGuideなどのツアーサイトから予約して簡単にツアーに参加することができます。

出所:GetYourGuide(2024年12月時点)

上記はトスカーナのキャンティワイナリーツアーですが、それ以外にも「シチリア・エトナ山の火山ワイン試飲体験」や「プロセッコ街道でのスパークリング体験ツアー」など旅行中の1日を使って、「学ぶ・飲む・語る」が一度にできる贅沢体験が沢山あります。

興味がある方は是非旅先でしかできない体験を探してみてください!

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