フィレンツェ発|トスカーナの絶景ワイナリーとおすすめワイン5選

イタリアのグルメ
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旅先でふと、「あぁ、こんな景色の中でワインが飲めたらなぁ」なんて思ったことはありませんか?

イタリアのトスカーナ地方は、まさにそんな願いを叶えてくれる場所です。

この記事では、フィレンツェを起点に訪れることのできるトスカーナの絶景ワイナリーと、トスカーナワインを5本、厳選してご紹介します!

トスカーナはなぜワイン好きの聖地なのか?

トスカーナといえば、誰もが一度は写真で見たことがあるような絵画のような丘陵地帯が有名ですが、実はあの風景はワイン造りにとっても理想的な環境なんです。

気候は温暖で日照時間が長く、昼夜の寒暖差も大きい。これがブドウの糖度と酸味のバランスを絶妙に整えてくれます。さらに、石灰質や粘土質の土壌が多く、地域ごとに個性的なワインが生まれる背景になっています。

ちなみに、イタリアでは土着品種が350種以上もあり、その多くが地域限定で栽培されています。これはフランスよりはるかに多く、ワインの多様性が圧倒的なのも納得です。

トスカーナには有名な銘柄も多く、「キャンティ」「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ」など、一度は聞いたことがあるかもしれません。

観光資源としての完成度も高く、景色・体験・味の三拍子がそろった“ワイナリー巡りの理想郷”です。

現地で訪れたい!フィレンツェ発・絶景ワイナリー3選

1. Castello di Ama(カステッロ・ディ・アマ)|芸術と融合したワイン体験

https://castellodiama.com/en/hospitality

キャンティ・クラシコの中心地にあり、ワインとアートが共存するユニークなワイナリー。

現代アート作品が敷地内に点在していて、ワイナリー見学がまるで美術館のよう。景色も圧巻で、なだらかな丘陵のパノラマを見渡しながらのテイスティングは、非日常そのものです。

ちなみに、ワイナリーの名前にある「Castello(カステッロ)」はお城という意味。実際に中世のお城を改装している施設も多く、歴史好きにはたまりません。

2. Avignonesi(アヴィニョネージ)|オーガニックワインと絶景ランチ

モンテプルチャーノ近郊にあるオーガニック農法の先駆者的ワイナリー。

ブドウ畑の中でいただくランチ付きのテイスティング体験が大人気。赤ワインはもちろん、ビンサント(デザートワイン)も要チェック。

このビンサントはイタリアの復活祭などでもよく飲まれる甘口ワインで、ビスコッティに浸していただくのが本場流です。

3. Antinori nel Chianti Classico|建築好きにも刺さる近未来ワイナリー

地下に埋め込まれたような大胆な建築で、設計だけでも一見の価値あり。

家族経営で600年以上の歴史を持つアンティノリ家による運営で、伝統と革新が同居した空間です。眺望を楽しめる屋上テラスからの一杯が、格別に美味しいです。

イタリアで最も古いワイン生産ファミリーのひとつがこのアンティノリ家。なんと26代以上続いているというから驚きです。

ワイン初心者にもおすすめ!トスカーナの名ワイン5選

1. Chianti Classico(キャンティ・クラシコ)

ほどよい酸味と軽やかな渋みで、トマト系パスタやピザと相性抜群。

スーパーでも見かけることが多く、入門にはぴったり。

ちなみに、ラベルに黒い雄鶏(ガッロ・ネロ)のマークがあるものは、キャンティ・クラシコ協会が認定した品質保証付きです。

2. Brunello di Montalcino(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)

長期熟成型で骨太、だけどエレガント。記念日やちょっと特別な日に開けたくなる一本です。

3. Vino Nobile di Montepulciano(ヴィーノ・ノービレ)

ブルネッロよりはやや軽めで、繊細な香りが特徴。中華料理や和食と合わせても面白い。名前にある”Nobile”(高貴)は、かつてこのワインが貴族に好まれていたことに由来するそうです。

4. Morellino di Scansano(モレッリーノ・ディ・スカンサーノ)

南トスカーナの海沿いエリアから。果実味たっぷりで、夏のバーベキューにも合う親しみやすい赤。実はこのワインも主要品種はサンジョヴェーゼで、キャンティとの違いを飲み比べるのも面白いです。

5. Bolgheri Rosso(ボルゲリ・ロッソ)

メルローやカベルネを使った「スーパータスカン」スタイル。イタリアっぽさと国際感覚のバランスが絶妙です。ちなみに「スーパータスカン」という言葉は、D.O.C.規格外の自由なワイン造りが評価された結果生まれたマーケティング用語だそうです。

旅の中でワイナリーをどう組み込む?モデルプラン例

実際に現地を訪れる場合のモデルプランはこちら。

  • 朝:フィレンツェからレンタカー or ツアーで出発
  • 昼:ワイナリーでテイスティング&ランチ(Avignonesiが特におすすめ)
  • 午後:周辺の小さな村を散策(ピエンツァやモンテプルチャーノなど)
  • 夕方:絶景を見ながら2軒目のワイナリー(時間が合えばAntinori)
  • 夜:そのまま近隣のアグリツーリズモ(農家民宿)で宿泊

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まとめ|自然・歴史・ワインが三拍子そろう場所

トスカーナのワイナリーは、単なるワインを作る場所ではありません。

美味しいワインだけではなく、うっとりするような最高の景色があって、芸術のような建物があって、美味しい食べ物があって、人の温かみがある場所です。

もしフィレンツェやローマから足を伸ばせる時間があるなら、ぜひ一度ワイナリー巡りをプランに組み込んでみてくださいね!

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