ベネチアに行ったら一度は訪れたい「ハリーズバー」。
地元でも観光客にも愛されるこのバーは、世界的に有名なカクテル「ベリーニ」発祥の地としても知られています。
格式高い雰囲気ながら、気軽に楽しめる歴史スポットとしても人気です。
今回は、そんなハリーズバーの魅力をたっぷりご紹介します!
ハリーズバーとは?歴史ある名店の概要
ベネチアの運河沿いに位置する「ハリーズバー(Harry’s Bar)」は、世界中の観光客が訪れる人気のバーです。
知らなければ素通りしてしまうほど外観はシンプルでこぢんまりしていますが、一歩足を踏み入れれば、歴史を感じるクラシックな雰囲気が漂います。
1930年代から続く伝統あるバーで、地元の人々や観光客だけでなく、かつては多くの著名人が愛した場所としても知られています。
歴史と格式がありながら、肩肘張らずに楽しめるのがハリーズバーの魅力です。
ハリーズバーの歴史:アメリカ人との友情から生まれたバー
ハリーズバーは1931年に創業者ジュゼッペ・チプリアーニによってオープンされました。
名前の由来は、破産していたアメリカ人青年ハリー・ピカードとの出会いから来ています。
彼を支援したことで友情が芽生え、そのお礼としてハリーの名を冠したバーが誕生したのです。
この物語が今も語り継がれるハリーズバーの始まり。
創業からすぐに地元で評判になり、やがて世界的に有名な作家ヘミングウェイやチャップリンなどの著名人も訪れるようになりました。
ハリーズバーの名物メニュー:ベリーニとカルパッチョを楽しもう
ハリーズバーを訪れる観光客の多くが頼むのは、シグネチャードリンクの「ベリーニ」です。
ベリーニは、白桃のピューレとスパークリングワインを合わせたカクテルで、フレッシュでほんのり甘い味わいが絶妙です。
創業者のジュゼッペ・チプリアーニが考案し、やさしいピンク色が華やかで、思わず写真を撮りたくなる一品です。
ちなみにノンアルコール版もありますのでお酒が苦手な方や未成年でも楽しめます!
もうひとつの人気メニュー「カルパッチョ」は、薄切りの生牛肉をシンプルに味わう料理で、ジュゼッペが友人の画家ヴィットーレ・カルパッチョにちなんで名付けられたとのこと。
新鮮な肉の旨味を引き出すシンプルな味付けが魅力で、この料理もまたハリーズバーのオリジナルです。
ここでしか味わえない特別な料理を楽しんでみてください。
ハリーズバー訪問時の3つの注意点
ハリーズバーを訪れる際、以下の3つの注意点を知っておくと安心です。
1. 混雑するので事前予約がベター
まず、人気店で混雑することが多いため、確実に楽しみたい場合は予約がベター。
特にアペリティーボの時間帯である夕方以降は混み合うので、事前予約をおすすめします。
2. カジュアル過ぎる服装には注意を
またそこまで気にし過ぎる必要はないですが、特に夏などは服装にも少し注意が必要です。
格式高いバーなので、カジュアルすぎる服装は避けたほうが無難です。
シンプルで上品なスタイルで行くと、バーの雰囲気にも自然と溶け込めます。
3. 事前の価格帯チェックがベター
さらに価格はかなり高めに設定されているため、事前にメニューのチェックをされることをおすすめします。
24年10月時点で、なんとベリーニ1杯で22ユーロします…(1ユーロ160円計算で3,520円)
決して気軽に頼めるお値段ではないですが、世界的に有名なバーでの思い出作りとして割り切った上で特別なひと時を楽しんでみてください。
まとめ:ベネチア観光の特別なひとときをハリーズバーで
ハリーズバーは、ベネチアを訪れるならぜひ立ち寄りたい歴史的なバーです。
クラシックで隠れ家的な雰囲気の中、この店発祥であるベリーニを味わうというのはここでしかできない特別な体験であること間違いなし。
多くの著名人にも愛されてきた場所で、ベネチアの歴史とともに素敵なひとときを過ごしてみてください!