観光スポット盛りだくさんで非常に魅力的なローマの街ですが、実は公共交通機関があまり発達していないんです。
目的地に行きたいのに、地下鉄やバスでは上手く接続できない…。タクシーは高いからできれば避けたいけど、かといって歩くには遠すぎるんだよな…。どうしよう。
こういった悩みを解決してくれるのが電動キックボードです！
今回の記事ではローマで電動キックボードを乗りこなす方法についてご紹介していきます！
- ローマの不便な交通事情
- ローマで電動キックボードを使うメリット・デメリット
- Limeの料金システム
ローマの交通事情
ローマを1日でも経験するとお分かりになると思いますが、ローマ市内の移動はかなり大変です。
そもそもローマは
- 遺跡が多すぎて地下鉄網が弱い
- 道が混みすぎてバスは永遠に来ない or 漸く来ても観光客でパンパン
- 公共交通機関はいずれもスリの危険
- 歩くには全てが遠すぎる
- タクシーやUBERが入れないエリアが多く、タクシーに乗るために歩く必要あり
- 渋滞にはまると歩くよりタクシーの方が遅いことも
というように交通が非常に不便な街です。
どの選択肢を取っても今一つなので、旅行者は移動でかなり体力を消耗してしまうことになります。
そんなローマの救世主として近年急速に普及していっているのが電動キックボードなのです！
ローマで電動キックボードを使うメリット
そんなローマで電動キックボードを使うメリットはこちら。
- 現在地から目的地までを最短距離で移動できる（一部の制限区域を除いてどこでも乗り捨て可）
- そこら中にあるのですぐ移動が開始できて待ち時間がない
- ローマの休日の気分でローマ市内を颯爽と駆け抜けられる
- 行動範囲が格段に広がる
- 透明な料金システムでぼったくりの心配がない
- 電動キックボードが怖い場合は電動自転車も選べる
ホテルの前から目的地まで時間も体力も料金も気にすることなく移動できる快適さは最高です。
また美しいローマの街並みの中を自由に駆け巡ることができる幸福感、まるで自分が映画の主人公になったかのような高揚感はぜひ皆さんにも人生で一度は味わっていただきたいです！
ローマで電動キックボードを使うデメリット
非常に便利な電動キックボードですが、当然デメリットもあります。
- 交通事故の危険がある
- wi-fiか通信ギガがないと使えない
- 便利な分、バスや地下鉄に比べるとやや割高
特に慣れない国（日本とは違って右車線）での運転は、たとえ速度があまり出ない電動キックボードでも危険が伴います。
せっかくの旅行が台無しにならないよう十分に気を付けて利用するようにしてください！
また、電動キックボードのサービスはどれもアプリを使っての利用になりますので、携帯の電波が必要となります。wi-fiか現地simの電波がないと利用ができない点はご注意を。
Limeの料金システム
さて、次は気になる料金システムです。
ローマにはいくつか電動キックボードのブランドがありますが、本記事では最大手のLimeについてご紹介します。
料金としてかかるのは、利用の度にかかるスタート費用の1ユーロ。
そして利用時間に応じてかかる費用0.3ユーロ/分の2種類です。
- スタート費用：1ユーロ/回
- 時間料金：0.3ユーロ/分
※24年4月時点。なおLimeの料金は国や地域によって異なります。
といってもあまりピンとこないと思いますので具体例を出して説明します。
例えばスペイン広場からコロッセオまで移動する場合の交通手段ごとの所要時間と費用は次のようになります。
- 徒歩：30分、タダ
- バス：18分、1.5ユーロ
- Lime：9分、3.7ユーロ
- タクシー：10分、10~14ユーロ
徒歩やバスに比べると割高にも感じますが、所要時間と費用のバランスではLimeが個人的には圧勝だと思います。
限られた時間と体力でローマを最大限楽しみ尽くすための投資、そして一つのアクティビティと考えれば一度はトライしてみる価値があるのではないでしょうか！
まとめ
さて、この記事ではローマでの移動問題を解決する電動キックボードについて、そのメリットデメリット、そして料金システムをご紹介しました。
改めて今回の記事のまとめはこちらです！
- ローマは市内の交通が不便で移動が疲れる…
- 電動キックボードを使えばローマで時間・体力・お金を節約しながら旅行ができる！
- ただし危険が伴うので利用の際は十分に注意すること
- Limeの料金体系
Limeを使うことで、例えば以下の記事でご紹介したマリトッツォの名店やカルボナーラがとても美味しいレストランへも、時間や体力を気にせず気軽にアプローチできるようになります！！
電動キックボードを使いこなして、ぜひローマ旅行を最大限楽しみ尽くしてください！