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海外駐在と聞くと、

おしゃれな街に住んで、沢山お給料をもらって、外国人とバリバリ仕事してかっこいいな~
というイメージを持つ方が多いかと思います。
僕は日系企業で駐在をしていますが、実際に海外駐在をしてみると、想像通りだったところとそうではないところがあり、海外駐在はメリットが多いけど、感じ方は人によるということが分かりました。
今回は海外駐在のメリット・デメリットをご紹介しつつ、どんな人が海外駐在に向いているかについてご紹介していきたいと思います。
- 海外駐在のメリット、デメリット
- 海外駐在に向いている・海外駐在を楽しめる人の特徴
海外駐在のメリット

早速海外駐在で得られるもの、メリットについてご紹介していきます。
できるだけ一般化して記載するようにはしますが、もちろんこれらのメリット(および後述するデメリット)は駐在先の国、所属企業、役職、家族構成などで変わるのでその点はご承知おきください。
それではいきましょう!
1. 高い給料といい生活
まずはなんと言ってもこれですね。待遇面の主な項目についてまとめてみました。
- 給料:額面1.5倍、手取り1.7~2倍(駐在前対比)
- 住居:家賃はほぼ会社負担。安全などを考慮し平均以上の高級住宅であるケースが多い。
- 車:カンパニーカー貸与。国によってはドライバー付き。もちろんプライベートでも使用可。
- 現地の家具・家電:住居に備え付けの場合が多いですが、新たに購入する場合でも会社負担で購入できるケース、あるいは引越し支度金が支給されるケースが多いです。
- 医療費、教育費:全額会社負担。驚くことに、子供の教育費も会社が全て持ってくれます。
このように海外駐在員の待遇はとにかく手厚く、年功序列が強い日系企業において若手・中堅社員が年収を大きく伸ばす数少ないチャンスの一つです!
2. 業務経験・人生経験
海外駐在をすると、現地法人のマネジメントを任せられたり大きなプロジェクトに携わったりと日本にいた頃の一段上の仕事を任せられることが多いです。
より高度な仕事を、より高い難易度の環境で(外国人と、英語で)することになるので、その経験値というのは大きな財産になります。
基本的に日本と同じように物事が進むことはなく、問題ばかり発生するので、問題解決力と胆力が相当鍛えあげられます。
また、海外駐在をしていると日本の本社から社長や役員クラスの方々が出張に来られたりします。日本にいては関われないレイヤーの方々と直接会話できるというのも駐在員の業務面での醍醐味かもしれません。
3. 労務管理からの解放
僕は20代後半で赴任したので、日本にいた頃は当然労働組合員であり労務管理の対象でした。
しかし駐在してからは管理対象から外れました。
つまり労働時間に関わらず給料が一定=どれだけ長く働いてもどれだけ短く働いても給料は一緒、という状態です。
日本の管理職と同じですね。
上記の通り既に十分な待遇をもらえているので、残業代が出ないから損だ!とは(少なくとも僕は)思いません。
寧ろ早く切り上げた方がお得という思考回路になるので、自ずと効率よく仕事ができるようになりました。
時間を気にせず好きに働けるというのは僕にとって大きなメリットでした。
4. 旅行の豊富な選択肢
島国ニッポンから抜け出すと、旅行の選択肢は無限に広がります。
飛行機や鉄道を使った移動はもちろん、プライベートでも使えるカンパニーカーがあるので、車で海外旅行というのもできてしまいます。
僕も車で周辺の様々な国に旅行に行きました。
駐在中に日本からでは行きにくいような国・地域を旅行するというのは満足度が高いです。
5. 家族の絆
海外駐在で得られる一番大きなものはこれです。
知り合いのいない異国の地で、右も左もわからない状態から生活を立ち上げていくので、海外駐在中は家族の協力・団結が不可欠です。
また日本にいるときに比べ家族水入らずで過ごす時間が自ずと長くなるので、自然と家族の絆が深まっていきます。
子供の成長をより長く見守れるというのは親として非常に嬉しいことですし、かけがえのないことです。
海外駐在のデメリット

ここからは海外駐在の影を包み隠さずお伝えします。
1. 日本の家族・友人との時間
帯同家族との時間が増える一方、日本に残してきた家族、あるいは友人との時間というのは当然減ってしまいます。
「絶対遊びにいくね!」とみんな言ってはくれるものの、実際に遊びに来てくれる人の少ないこと。。
ですのでみんなに会えるのは自分たちの一時帰国の時だけとなります。
今ではLINEやZoomでいつでも顔が見れて連絡も取れますが、時差があるのでスケジュール調整が難しかったりするのも寂しいところ。
2. 配偶者のキャリア
家族帯同という選択をする場合、配偶者には休職・退職をしてもらうことになるケースがほとんどです。
駐在先でのビザ次第では現地で働ける可能性もありますし、最近では海外からのフルリモート勤務を認めてくれる会社も存在するようです。
しかし、言語の壁や現地での税金対応などが大変なので結局仕事を断念する方も多いです。
家族や友人と離れた場所で、社会との繋がりであった仕事もなくなってしまうので、精神的に参ってしまうこともあります。
働く側の駐在員も大変ですが、帯同する家族にもまた困難が待ち受けていることは隠すことのできない事実です。
3. 投資、副業の選択肢
海外駐在する方は日本の非居住者になるので、日本在住者向けの制度であるNISA、積み立てNISAは利用できなくなります。
また多くの証券会社でも非居住者の株式売買は認められておらず、駐在前に保有していた株や投信は売却するか、帰任時まで塩漬けのどちらかとなるケースが多いです。
投資を継続したい方は、赴任先の国か米国で証券口座を開設して投資をするのが残された選択肢ですが、情報も少なく難易度が高いのは事実です。
欧州在住者についてはこちらの記事で、年利4%で資産運用する方法をご紹介しているので併せてご覧ください!
投資以外に、残念ながら副業も制限を受けます。
せどりやハンドメイド販売などオンラインだけでは完結しない副業をやっている方は、物理的に継続が難しくなってしまう、あるいはビジネスモデルの変更を余儀なくされてしまいます。
4. 転職時期の自由度
やはり海外にいる以上、引っ越しや各種税務手続きを考えるといつでも転職できるというわけには行きません。
駐在員が海外で転職活動をして日本に戻るというケースは少なくないです。
しかし赴任先国で現地採用されて働くケースを除いては、日本への国際引っ越しが必要になりますし、所属部署への影響を考えると任期の最中での転職というのはなかなかに心理的ハードルが高いです。
ですので海外駐在員の転職は帰任直前というのが多いです。
帰任が決まってから転職活動を開始するのでは遅いので、僕は英語を使った転職、グローバル人材の転職に強いロバート・ウォルターズに登録して定期的にエージェントの方と面談しています。
海外駐在中の給料に見劣りしないような求人(1,000万円越え)もザラなので、仕事のモチベーションアップにも役立っています。

5. 娯楽
キラキラして見える海外駐在員も、当然毎週旅行というわけにはいきません。
海外にいるとこんな感じで日本に比べて娯楽も少ないので暇を持て余す方も実際多いです。
- カラオケ→ない
- 映画館→音声も字幕も外国語
- 飲み会→そんなに友達いない
- ショッピング→しすぎて飽きる
とにかくすることがないです。
なので大体駐在員やその家族の趣味・娯楽はこんな感じになります。
- 筋トレ・ヨガ・ランニングなどの運動系
- 釣り、山登り、キャンプなどのアウトドア系
- Netflix、Youtubeなどの鑑賞系
- 料理、DIY、手芸などの創作系
- 園芸、ペットなどの育成系
- お酒やギャンブルなどの溺れる系
海外でも継続できるような趣味を持っている方は赴任先でもうまくストレス発散して張りのある毎日を過ごすことができますが、そうでないととにかく暇です。
海外駐在に向いている人
以上を踏まえて、僕が考える海外駐在に向いている人はこんな人です。
駐在員本人だけでなく、一緒に帯同するご家族も含めて当てはまるかどうか確認してみてください。
- 好奇心旺盛で”新しさ”や”違い”を楽しめる
- 社交的でフレンドリー
- 他者への依存が少なく、自立している
- 自己成長、キャリアアップを求める
- 完璧主義ではない
- ストレス発散が上手
一方で海外駐在が楽しめない可能性があるのはこういった方です。
- 変化を楽しむことができない
- 他人・外の世界に興味がない
- 家族や友人と常に一緒にいたいと思う
- 前例のないことに対処するのが苦手
- 白黒はっきりさせずにはいられないタイプ
- ストレス耐性が低い
海外駐在に向いている人=優れた人ということではなく、これは単に向き不向きの話です。
また、向いている人の特徴に全部当てはまらなかったとしても大丈夫です。僕も正直3つほどしか当てはまっていません!笑
それでもそれなりに楽しく仕事も私生活もやっていけています。
ただ、向き不向きにかかわらず、駐在1年目は必ずつらい時期が来るものです。もしあなたが現在進行形でお悩みであれば、僕の実体験を踏まえて書いたこちらの記事があなたの助けになるかもしれません。
まとめ

さて、この記事では海外駐在のメリット・デメリット、そしてどんな人が海外駐在に向いているのかについてご紹介してきました。
大きなメリットもあるけど、人によっては大きなデメリットに感じるところもあるので、
海外駐在を楽しめるかどうかは結局人によるということがお分かりいただけたかと思います。
ただそれでも、僕はぜひ皆さんに海外駐在を目指してほしいと思っています。
もちろん苦しいことも多いですが、圧倒的な経験値と自信がつきますし、単純に世界が広がります。
もし駐在員を目指す方向けに、駐在切符を掴みとるためのロードマップを記事にまとめているのでこちらも併せて読んでみてくださいね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!