ローマといえば古代の遺跡や美しい街並みが有名ですが、忘れてはいけないのがその豊かな食文化。
ローマ料理の特徴は地元の新鮮な食材を活かした「シンプルなのに奥深い」味わい。オリーブオイル、トマト、ペコリーノチーズ、豚肉といった食材を使い、伝統的なレシピで調理される料理が多いのが魅力です。
また、ボリュームたっぷりで庶民的な味わいが親しまれており、気取らない雰囲気で楽しめるのもポイント。
それでは早速ローマで絶対に食べたい名物グルメ10選を見ていきましょう!
絶対食べたいローマの名物グルメ10選
1. カルボナーラ
日本でも人気のカルボナーラですが、本場ローマのものはクリームを使わないのが特徴。グアンチャーレ(豚のほほ肉)とペコリーノ・ロマーノ(羊のチーズ)が決め手で、濃厚ながらも軽い後味が楽しめます。 人気店Roscioli では、伝統を守った逸品が味わえます。
Roscioliの訪問時の辛口レポについては、こちらの記事をご確認ください!
2. アマトリチャーナ
ローマの北東約100 kmに位置する山間の町「アマトリーチェ」が名前の由来となったパスタ。トマトとグアンチャーレ、ペコリーノ・ロマーノを合わせたのがアマトリチャーナです。お店によっては少し辛味の効いたソースもあり、日本人の下にも合うパスタです。
3. カルチョーフィ(アーティチョーク)
ローマ名物のアーティチョークは、特に春先が旬。ユダヤ風に揚げた「カルチョーフィ・アラ・ジュディア」とローマ風の煮込み「カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ」の2種類が有名です。サクサクの揚げ物は絶対に試してみるべき!
4. フィオーレディズッカのフリット
ズッキーニの花をチーズやアンチョビと一緒に揚げた「フィオーレディズッカのフリット」。見た目も華やかで、外はカリカリ、中はジューシーな絶妙な食感が楽しめます。旬の春夏に訪れたならぜひ試してみて!
5. サルティンボッカ
薄切りの子牛肉に生ハムとセージをのせ、白ワインで蒸し焼きにした一品。肉の柔らかさとハーブの香りが絶妙なバランスです。ちょっと贅沢なディナータイムにぴったり。
6. トリッパ・アッラ・ロマーナ
牛の胃袋をトマトソースで煮込んだ「トリッパ・アッラ・ロマーナ」。少し挑戦的な料理ですが、食べてみる価値あり!お店によってスパイスやハーブの使い方が異なるので、食べ比べも楽しいです。
7. コーダ アッラ ヴァッチナーラ
ローマ料理の中でも、特に地元民に愛されているのが「コーダ アッラ ヴァッチナーラ」。牛の尾を柔らかくなるまで煮込んだ、濃厚なトマトソースの一品です。付け合わせのパンでソースをすくって食べるのが最高!
8. ローマ風ピザ(ピンサ)
ローマのピザは、ナポリのふっくら生地とは異なり、薄くてパリパリ。軽い食感で何枚でも食べられそう!「ピンサ」と呼ばれる米粉を使った伝統的なローマ風ピザもおすすめで、独特のもちもち感がクセになります。
ローマ風ピザについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
9. スップリ – ローマ版ライスコロッケ
リゾットを揚げたスナック「スップリ」。モッツァレラがとろける熱々の一品は、観光中の軽食にぴったり。街角のピッツェリアや軽食屋で手軽に買えます。
10. マリトッツォ
見た目にもインパクト大のマリトッツォ。ふんわりしたブリオッシュにたっぷりの生クリームが挟まれています。ローマでは朝食にコーヒーと一緒に楽しむのが定番。甘さ控えめのクリームが上品です。 Pasticceria Regoli は地元でも人気の名店です。
Pasticceria Regoliの訪問レポは、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
ローマグルメを楽しむコツ
観光地価格に注意
観光名所周辺のレストランでは、値段が割高で味も大したことがないケースが少なくありません。
地元民が集う良心的なレストランが多い地区で言えば、狭い石畳の通りに魅力的なトラットリア(カジュアルなイタリアンレストラン)が点在するトラステヴェレ地区。
またローマ料理の発祥地とされ、地元の食文化を体験できる場所として人気のテスタッチョ地区。
さらに、エスニック料理も楽しめる市場やローカルなレストランが揃っているエスクイリーノ地区などが挙げられます。
観光名所周辺のレストランも便利ではありますが、食を楽しみたい場合は移動を面倒がらずにこれらの地区まで足を延ばすことも一考です。
ローマ市内の移動に便利なLimeの使い方については、こちらの記事をご参照ください!
予約を忘れずに
ローマの場合、人気店やディナータイムでの訪問は予約が必須です。
観光シーズン中は数日前からの予約をおすすめします。また、予約時には席に余裕があるかを確認するのが安心です。
まとめ
この記事ではこちらのローマグルメについてご紹介しました!
ローマの食文化は奥深く、ひとつひとつの料理に歴史やこだわりが詰まっています。
この記事を参考に、お腹も心も満たされるローマ旅行を楽しんでくださいね!